どれ見たことある?金魚の尾びれの形13選

金魚のしっぽの形は品種改良の過程で様々発生し,それぞれ名前が付けられています.

一本尾派生

通常の魚と同様,一枚で構成されている尾びれは「フナ尾」のほか,「サバ尾」「一本尾」といった呼ばれ方をします.特定の種類のヒレと混同しない「一本尾」でまとめて,「フナ尾」「吹き流し尾」「ハートテール」を紹介します.

フナ尾

短くまとまった1枚の尾びれで構成されます.本来の魚の姿に最も近く,泳ぎ方にきびきびとした印象があり,観察や移動のために捕獲するのが難しく厄介でもあります.主に和金のほか玉サバなどの尾びれがこれにあたります.

吹き流し尾

ペットショップで販売されるほどの若い個体では少々長いフナ尾のようですが,成長に従って伸長してたなびくような印象が付加されます.この特徴を持つ場合上記イラストのようにはならず,胸ビレ腹ビレも同様に伸長する場合が一般的です.朱文金やコメットなどが該当します.

ハートテール

ハート状に広がる独特な形をしており,春先に生まれた個体では夏に急成長しすぎて形が崩れるからあえて仔引き(産卵ふ化など次世代生産)を秋行うなど,ヒレの形の維持にはひと際の工夫が必要のようです.ブリストル朱文金などが該当します.

開き尾派生

左右に並んだ2枚によって構成される尾びれを総称して「開き尾」と呼びます.主に3つ尾,桜尾(桜3つ尾),4つ尾とその派生からなります.一部を除いて,開き尾の金魚は品種につきどの形限定ということはなく,同じ腹から3つ尾,4つ尾,桜尾とバリエーションが出ます.

三つ尾

尾びれ上部が完全にくっつき,尾の先が3方向のことからの名づけです.

桜尾

尾びれ上部がわずかに離れており,桜の花びらのようであることからの名づけです.

4つ尾

尾びれ上部が大きく離れており,尾の先が明らかに4つであることからの名づけです.

孔雀尾(X尾)

地金などが該当する希少な形で,2枚の尾びれが大きく離れ,後ろから見るとX字状,または羽を広げた孔雀を彷彿とさせる形であることからの名づけです.

ショートテール

他品種より比較的短いヒレの場合,この名づけがつくようです.外国産らんちゅうで顕著で,Instagramで海外のファームやブリーダーの投稿を見ると,想像以上の短さを目の当たりにすることとなります.

ロングテール(フェニックステール)

他品種より比較的長い場合,この名づけがつくようです.

ハーフムーンテール

横見して半円状に伸長することからこの名づけです.ベタにも同名の品種がいますが,金魚のほうが前方に円弧を描く一方,ベタは後方に円弧を描くという違いがあります.ハーフムーンオランダなどが該当し,奇しくもベタの原産国であるタイが作出元です.

平付け尾

水平に生える尾びれのため,上見の見栄えがよい尾びれです.それと引き換えに泳ぎが不得手なので混泳など飼育の際特別に注意が必要でもあります.蝶尾,大阪らんちゅうなどが該当します.

メープルテール

大きく広がる三つ尾が楓の葉に似るためこの名づけです.土佐錦から派生した関係上,尾びれ下側は平付け反転尾と同様,後方向きに巻きが発生しがちの様です.

平付け反転尾

土佐錦特有の尾びれですが,前方の巻きは当歳時(生まれた年)からの専門の飼育者による丁寧な飼育の賜物のため,土佐錦であればなんでもこうなるという訳にもいかないようです.見た目通り泳ぎの推進力にはならないため,混泳は禁物のほか,飼育自体も相当な難易度になるようです.

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