迫力満点!肉瘤がよく発達する金魚16選
肉瘤とは

肉瘤(にくりゅう)とは,主に金魚の頭に発生する柔らかい肉の突起で,らんちゅうやオランダ獅子頭のような,その発達のために特別に品種改良がされた品種があるほど見ごたえのある部位です.構成成分がタンパク質と脂肪であるため,こうした成分を多く含み,消化性を高めた肉瘤金魚専用の餌の販売があります.

肉瘤金魚以外の品種でも,長く飼い込まれた一部の個体では肉瘤によるうっすらとした隆起がみられます.肉瘤を鑑賞する金魚のような迫力は出ないとはいえ,これまでの飼育の思い出と相まって,人間のほうれい線のような哀愁ある表情を演出しこれもまたかわいらしさにつながります.
この記事では,その中でも肉瘤がよく発達する金魚を紹介します.大きく分けて「オランダ獅子頭型の各品種」「らんちゅう型の各品種」「ほかに特徴がありつつ肉瘤も発達する品種」があります.
肉瘤金魚の品種
全体的に丸々として背びれのないらんちゅう型,種類によってスリムなこともあり意外にも体型に多様性があるオランダ獅子頭型,その他品種に肉瘤を盛り立てて見ごたえを上げた品種など様々あります.
オランダ獅子頭型の各品種

オランダ獅子頭型の品種はらんちゅう型の品種と比べ,背びれがあるのみならず体型に多様性があることも差として挙げられます.上記の日本オランダ(四国オランダ)のように,横見の印象と比べて上見するとスリムな薄身で,琉金型より胴体が長い場合もあります.無論らんちゅう型と同様,腹が丸く突き出ているものもあります.
東錦

モザイク透明鱗とキャリコ柄を持つオランダ獅子頭型の品種です.キャリコ柄は繁殖の際,赤と黒が出ず透明感のある白い体に仕上がる場合があり,これを「シルク」と呼びます.東錦の場合は「シルク東錦」となります.そのほか,赤白のみの「桜東錦」もあります.
茶金

茶色の体色を持つオランダ獅子頭型の品種で,中国宮廷金魚の一種とされています.後述の青文魚と合わせて「紫藍」と呼ばれる場合もあるようですが,これは金魚のメノウ色の別名と重複します(青文色と茶色の組み合わせによるものであることが関係するかもしれません).
青文魚

青文色の体色を持つオランダ獅子頭型の品種で,中国宮廷金魚の一種とされています.開き尾の金魚は上見すると「文」の字に見えることから「文魚」と呼ばれ,青い文魚ということで青文魚の名づけとなります.
青文色の金魚は白に褪色することがありますが,途中まで褪色が進んだものを「羽衣(はごろも)」,完全に白くなったものを「白鳳(パイフォン)」と呼びます.
丹頂

頭頂部のみ赤,その他が白の体色を持つオランダ獅子頭型の品種で,特徴的な色柄でも根強い人気から金魚売り場とあればどこでも見られる品種です.この特徴的な柄はらんちゅうなど他品種でも見られ,「丹頂柄」と呼ばれますが,こうした品種は一気に発見率が下がります.
ハーフムーンオランダ

タイで作出された品種で,肉瘤のほか特別な丸みを帯びた優雅な尾びれが特徴です.体型のメリハリもしっかりしている場合が多く,普通鱗透明鱗問わず圧倒的な存在感があります.
